加藤氏のシナリオフックよりイメージを戴きました。と、いうか。ニューイグランドを舞台にしてラブクラフトを出さないなんて、勿体無い事は出来ません。純粋に、何時使うか?という問題だけだったりします。
ゲーム内時間を、1シナリオ1ヶ月にしようと思っていたのですが、諸般の事情により、今回は前回のほぼ直後から開始します。ロックは、トレメール(というかホプキンス)に、著しく疑念を持っています。ホプキンスの野望(だと仮定した場合)が、はたして本当にトレメールの利益に叶うのか?彼は間を置くために、住処を自らの手で探す事にします。同時に、何故かトレメールの監視下にあったレオンが、急に監視を解かれます。何も考えずにいられるのも今日まで。レオンのサバイバルが始まります。そして、オレンジはオレンジで、ラルフの重い荷物を処理せざる終えなくなります。
ここしばらく、半ば強制的突発的イベントを通してのシナリオイベントへのコミットを行ってきました。巻き込まれて右往左往というのも、面白いのではありますが、PCがきちんと目的意識をもって取り組むのも、それはそれで面白いものです。今回は、前回のような派手なシチュエーションもイベントも無いかもしれませんが、個々の出来事を丹念に描く事で、PCらそれぞれの目的を明確化し、自発的なコミットを誘発するシナリオを目指してみました。故に、第一回目の今回は、セッション全体が、シナリオの導入パートとなっております。
イベントがシナリオの流れを決定するのではなく、PCの行動がシナリオの流れを決定する作りだった為、個々のシーンの状況は決めてあったのですが、PCらのリアクションが未知数である以上、シーンの展開順もシーン間の繋ぎも、全てがアドリブでした。PCも大体が判ってる人達なので、展開を(自分なりに)予測し、わざとらしくない程度に誘導してくれて助かりました。
初登場のキャラ。設定は加藤氏のそれを踏襲しております。当初、ニコレの起用は見送るつもりでした。しかし、PCらと同世代の血族の存在が少なく、ライバルであったり、共同戦線を張る友人であったり、見習うべき同胞であったり、そういったキャラの存在を欲する声は、しばらく前からPLからありました。そこで、ラルフがオリジナルキャラとして投入されたのですが、これが悪くないキャラとなり、ニコレも同様の理由で(二号機として)投入が決定されました。彼女の投入は、動けるトレアドール(プリンスは動かせないし、ナターシャは完全に敵)の存在でもあり、STとしても重宝しそうです。そうそう、女子キャラも少なかった事ですしね!
もちろん、架空であります。メタ架空、と言いたくさえなりますな。神話存在はどの辺を出そうか少しだけ迷いましたが、オーソドックスに行くことにしました。